009 ほっこりさせてくれ

試験も終わって、内容も終わって、帰宅すると勉強しなくてもいいんだと思うとじんわりとうれしい。
本屋にいってついつい買ってしまう本もベッド脇にもう10冊以上積み上げられているので読まねば。
ただ、試験前までは毎日4時間睡眠くらいだったので、どうもまだ普通の生活に戻っても(といっても5時間睡眠)疲れが。
そういう時はなにかこうぼんやり考え事などしたい。
ただ今日は、帰宅後DVDなどを見る。

多分ドラマに描かれるような青春というのを経験するひとは世の中に10%もいないのではないかと思うのだけれど、それでも誰もが甘酸っぱいヤツをみて自分の若かった頃を(全然似ても似つかない孤独な学生時代でも)思い出すのでしょう。
去年からハルフウェイをもう何回見たことか。。
秒速5センチメートル。主人公が中学生のくせに「茫漠とした・・云々」などどいう時点でだいぶ現実感はないが、あと、きれいだと言われている背景がたまにやり過ぎでラッセン化しているが、こういう話は好きです。
要するに、大人になるということはどういうことか、ということです。
スピッツの歌の歌詞に、「大人になった哀しみを 見失いそうでこわい」
とあるけれど、大人になるということは、基本的に悲しいことだと自分も思う。
自分で自由にお金が使えて、色々なことが出来るけれど、それと引き換えに子供の頃にできたことは気付けばほとんどできなくなっている。何にでもなれる可能性があった子供時代から、気付けば可能性、人生の幅をどんどん狭くして大人になる。
子供じゃないと言ってなぜか偉くなったような気分で自分の行動に制約をつけなければいけない。
既成の概念に縛られない子供の方が、実は生の世界を見ているような気がしてなりません。
たまに、ふと、子供の頃に見た風景を思い出したとき、何とも不思議な気持ちと、もうそういう世界には戻れないのかなということを考えて切なくなりますねぇ。
DVDの内容はそんなに触れていないですが、そんなことを考えると作品といい関係が築けると思います。