010 多摩川夕景

最近少し帰りが遅く、帰ったら寝るだけだった。
今日は、午後あたりから帰れる気配がしはじめ、忙しそうな先輩が視界の片隅に入ったけれど、決心して帰宅してみた。
2ヶ月ぶりにtokyobikeに空気を入れて、夕方の多摩川に。
広い河川敷のある川が好きで、大学3年から念願かなって多摩川沿いに住めた。そして会社に入ってからも、だいぶ下流になったけれど縁あってまた多摩川の近くに住めています。

六郷。京急がはしります。

川崎のマンション越しの富士山。
だいぶリフレッシュしました。
川風が心地よかった。
通勤電車に乗って帰る人たちのこと、対岸のオフィスビルの人たちのこと、川沿いで涼む母子のこと、町工場のおじさんのこと、色々な人の暮らしを思い、この人たちの生活で今日も都会が動いているんだなぁと感じる一方、自分もその中にいるということ、これから先の自分のあるべき姿について考え込んでしまいました・・
誰が自分より多くの仕事を任されているか、とか、誰が自分より仕事をこなす能力があるのか、とか、そんなつまらない意地の張り合いはいらない。自分と仕事の間での格闘ではなく、仕事と世の中の関係をもっと追求しないといけない。どんどん若い世代がそういうことに盲目になっているように思います。

久しぶりに父親からきたメールには、
最近の若い人は言われたことをこなす能力は高い。(ここで「でも言われたこと以上をやらない。」って言ったらケッってなりますが違いました汗)でも仕事に対する思想がない。
とありました。そういった無意識、ただ頑張ろうという行動がひいては世の中をつくっていくわけです。自分の身の回りで言えば、そんな盲目的な意地の張り合いが街をつくっていくわけで、そんな仕事からは文化的なものはなんも生まれない。恐ろしいことです。
こういったことを共有できる仲間に、最近飢えています・・

長くなりましたが、川は、そういうもやっとしたものを、全部持っていってくれる気がして、好きです。